自然葬とは

お墓ではなく海や山林などに遺骨や遺灰を還すことで、自然の大きな循環の中に回帰していこうとする葬送方法です。
従来、日本で行われてきた墓石を用いる葬法とは違って、遺骨を直接自然へ返したり、墓標として人工物を用いない葬法を指します。
世界的に見ると、ライシャワー元駐日米国大使やインドのネール首相、中国の周恩来首相、フランスの俳優ジャン・ギャバンらの著名人なども生前の意志によって遺灰が自然に還されています。

自然葬の発祥経緯

自然葬の発祥経緯には、主に下記の2種類があります。
① 亡くなられた方の「自然へ帰りたい」という想いを叶えるため
② 墓地に人工物を置かず、自然環境を守ろうという理念から

自然葬が選ばれている理由について

墓石が不要であるため、一般的なお墓に比べて「費用負担の軽減」「自然環境に与える影響が少ない」といったメリットがあります。
またお墓を維持管理していく必要がないので、「お墓の後継者がいない」「子供や孫に負担をかけたくない」という方にも適した葬送方法であると言えるでしょう。

散骨・樹木葬について

自然葬とともによく目にする言葉に散骨や樹木葬があります。
散骨と樹木葬は、いずれもこの自然葬の一種であり、代表的な葬送方法です。

散骨

遺骨を火葬した後に、そのご遺骨を粉末状にして、海や山林などに撒くという葬送方法のことです。

詳細は「散骨について」をご覧ください。

樹木葬

遺体を火葬した後にそのご遺骨を行政の許可をとった霊園や墓地に埋葬します。
最近では、散骨ができる樹木葬などもあります。
※寺院の敷地内に散骨。形を変えた永代供養と考えられます。

詳細は「樹木葬について」をご覧下さい。

梅窓院における自然葬

梅窓院墓苑では、梅林苑(ばいりんえん)という自然葬(樹木葬)の墓苑を設けております。過去の宗旨・宗派は問いません。梅窓院の檀家になる必要はございません。

詳しくはこちらのページをご覧下さい。